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コラム

屋根塗装用の塗料の種類とは?特徴や選び方・価格相場を解説

2024年01月26日(金) 17:10の投稿「屋根塗装用の塗料の種類とは?特徴や選び方・価格相場を解説」の画像

屋根を普段からしっかりと見ている人はさほど多くないため、屋根塗装は何を使用してもあまり変わらないと思っている人が多いのではないでしょうか。実は、屋根塗装の種類によって、屋根が長持ちする年数や建物内の生活環境にも少なからず影響を与えます。そのため、家づくりにおいても重要な部分です。

この記事では、現在の屋根塗装で使用されている主な4つの塗料の種類と、生活環境の向上につながる塗料の3つの機能、塗料を選ぶ際のポイントについて、詳しく解説します。

 

1.屋根塗装用の塗料の主な4つの種類

屋根塗装に使われる塗料として、現在使用されているものは主に4種類です。塗料の種類によって耐用年数(※)はもちろん、特徴や相場価格も異なります。ここでは、塗料それぞれの種類について紹介します。

※ここでの耐用年数は、一般的にどれくらい持つか、といった意味で使用しています(固定資産における耐用年数ではありません)。

 

1-1.ウレタン塗料

ウレタン塗料は、ポリウレタン樹脂が主成分の塗料です。

主な特徴
  • 柔軟性や弾力性がある素材のため、ひび割れが起きにくいという特徴がある。
  • 予算が限られている場所や、外観をきれいに見せるための工事などに多く使用される。
  • 一般的な耐用年数は約6年から8年。
  • ウレタン塗料は紫外線による劣化が比較的早いため、日当たりが良い屋根などでは、定期的な再塗装が必要となる場合がある。

ウレタン塗料の一般的な単価は、平方メートルあたり約1,500円から2,500円です。価格を抑えて塗装をおこないたい人におすすめの塗料です。

 

1-2.シリコン塗料

シリコン塗料は、シリコン樹脂が主成分の塗料です。

主な特徴
  • 耐候性や耐水性に優れていることから、艶の保持性と色持ちが優れており、外観を長期間きれいに保てる特徴がある。
  • 汎用性と性能のバランスが評価されており、現在では屋根塗装で一番よく使用されている塗料。
  • 一般的な耐用年数は約8年から10年。

シリコン塗料の単価は、平方メートルあたり約2,500円から3,500円程度です。ウレタン塗料よりも価格は高めですが、耐用年数とのバランスを考慮するとコストパフォーマンスが良いと評価されています。価格と品質を重視し、塗装をおこないたい人におすすめの塗料です。

 

1-3.フッ素塗料

フッ素塗料は、フッ素樹脂を主成分とする塗料です。

主な特徴
  • 非粘着性と低摩擦性を持っているため、汚れが付きにくく、掃除が容易という特徴がある。
  • 耐熱性と耐薬品性にも優れているため、さまざまな環境下でも性能を保持しやすい。
  • 一般的な耐用年数は約15年から20年と長く、長期にわたり塗り替えをする必要性がないことから、高性能な塗料の選択肢として注目されている塗料。

フッ素塗料の単価は、平方メートルあたり約3,500円から4,500円です。耐久性が高いので、一般住宅では、屋根や外壁、シャッターなどに活用されています。一方で、塗膜が硬い性質があるため、ひび割れを起こしやすい特徴がある点も覚えておきましょう。

 

1-4.無機塗料

無機塗料は、鉱物やセラミックなどの無機物を配合した、無機物と有機物を混合してできた塗料です。

主な特徴
  • 無機物が含まれているので、経年劣化に強く、カビやコケなどの劣化症状が発生しにくい。
  • フッ素塗料よりも高い耐久性を持っている。
  • 一般的な耐用年数は約16年から25年。

無機塗料の単価は、平方メートルあたり約4,000円から5,000円が相場です。高価ではありますが、耐用年数が長く、結果として長期的なランニングコストを削減しやすいと言えます。

有機塗料と無機塗料の違いについて

有機塗料は、石油を基にした有機物(炭素を含む物質)から作られる樹脂を使用しており、多種多様な製品が存在し、価格もさまざまです。有機塗料の特徴は、柔軟性と施工の容易さにありますが、紫外線や気象条件による劣化が比較的早いという欠点も持っています。

一方、無機塗料は鉱物などの無機物(炭素を含まない物質)を主成分とする樹脂を使用します。無機物は、生命が作り出せない物質で、紫外線やその他の環境要因による劣化が少ないという特性を持っています。しかし、無機物そのものは塗料として使用するには固すぎるため、実際の製品(塗料)は無機物の耐久性を維持しつつ、ある程度の有機物を混合して製造されています。

 

2.屋根塗装用の塗料にある3つの機能

屋根塗装用には特殊な機能が付いた塗料が存在します。塗料を選ぶ際には、その塗料によってどのような効果を得られるのかを考えて選択することで、自身の住宅にとって最適な機能をもつ塗料を導入できます。

 

2-1.断熱塗料

断熱塗料は、建物内部の温度調節を助ける(内部への熱の流入や流出を最小限に抑える)特殊な機能を持っています。

断熱塗料の主な機能は、太陽光の反射と熱の遮断です。太陽光を反射することで建物が受ける熱量を減らし、また、塗料内の特殊な成分が熱伝導を抑えることで、建物内部への熱の進入を防ぎます。これにより、夏場の冷房・冬場の暖房使用量を軽減できます。

住宅の断熱性に不安がある場合、断熱塗料の利用を検討してみてもよいでしょう。

 

2-2.遮熱塗料

遮熱塗料は屋根塗装用に開発された特殊な塗料で、太陽光の熱を反射する機能が特徴です。屋根の表面温度の上昇を抑制できるため、結果的に室内の温度上昇も抑えられます。

遮熱塗料は、太陽光を反射させ建物に伝わる熱量を減少させるのが目的なのに対し、断熱塗料はすでに発生した熱の建物内部への進入を防ぐ点が両者の違いです。つまり、遮熱塗料は主に夏場の冷房負荷の軽減がメインであり、断熱塗料は年間を通じて冷暖房の効率が向上し、エネルギー消費の削減につながります。

遮熱塗料は、夏季の冷房費の節約につながるので、特に暑い気候や日差しが強い地域での使用に適しているでしょう。

 

2-3.光触媒塗料

光触媒塗料は、自浄機能を持っている塗料です。太陽光や紫外線にさらされると、化学反応を起こして外壁の汚れを分解します。この自浄作用により、雨が降ると汚れが自然に流れ落ち、建物の外観を長期間清潔に保つことができます。掃除の手間が軽減され、建物の美観を維持するのが容易になるのがメリットです。

さらに、光触媒塗料は有害な化学物質や汚染物質を分解し、空気中の窒素酸化物や揮発性有機化合物を無害化することで、周囲の空気を浄化します。アレルギー物質やバクテリアの除去にも効果があり、健康的な居住環境の維持にもメリットがあるでしょう。

光触媒塗料の耐用年数は約20年と長いことも、特筆すべき点です。

 

3.屋根塗装用の塗料の選び方

屋根の塗料を選ぶ際には、耐久性と機能性を重視しましょう。

直射日光や風雨などの外的要因により、屋根の塗膜は劣化しやすく、時には外壁よりも早く劣化する場合もあります。屋根と外壁を同じくらいの期間でメンテナンスしたい場合は、外壁よりも高いグレードの塗料を選ぶことも1つの手段です。たとえば、外壁にシリコン塗料を使用する場合は、屋根には耐久性の高いフッ素塗料を選ぶと良いでしょう。

塗料の種類によって、耐用年数に大きな差があります。選択肢が多い中で迷った際は、まずはどれくらい長持ちさせたいかを明確にした上で検討してみてください。地域の特性や環境、予算も考慮して、特殊機能が付いた塗料を検討することも大切です。

また、汚れにくさを求める場合は、防汚性が高いため、艶ありの塗料が適しています。また、水性塗料はシンナーの臭いが気にならないメリットがあります。

予算内で最適な塗料を選ぶためにも、ぜひ専門家や経験豊富な塗装業者に相談しながら決めると良いでしょう。

 

まとめ

屋根塗料は屋根を守り、建物を守るためにも、重要な役割を担っています。

なるべく低価格に抑えたいと考える方も多いですが、価格だけではなく、耐用年数を必ず確認してから決めるようにしましょう。また、自身の建物にとって必要な機能を考慮して、塗料を選ぶことで、初期費用は高かったとしても、長期的に見ればコストパフォーマンスが良い場合があります。信頼できる塗装業者に相談して決めることで、安心して選択できるでしょう。

広島や中国地方で屋根塗装を検討されている方は、外壁塗装・屋根塗装の専門店、株式会社クレヨンにご連絡ください。お客様のお悩みやご要望をしっかり把握した上で、最適な塗装を行います。